離婚調停って弁護士に頼まないとできないって思っていませんか?
そんなことはありませんよ。
法律の知識なし、高卒の私でも一人で離婚調停をすることができました。
波乱万丈な人生を歩んできた私、今回は、とんでもないことをしでかした夫と離婚することを決意した私が、一人で離婚調停の申し立てをした時のことを書きたいと思います。
とんでもないことをしでかした夫の内容が知りたい方は⇒こちらの記事からお読みください。
弁護士の無料相談をフル活用すべし!
一人で離婚調停をするためにも弁護士に相談する必要があります。
弁護士には、無料相談があるので、フル活用しましょう!
無料相談には、時間が限られていますので、相談したい内容をまとめておいた方がいいです。
例えば
養育費や慰謝料の妥当な金額はいくらなのか?
一番確実に養育費や慰謝料をもらえるには、どうしたらいいか?
離婚調停を一人ですることができるのか?
(弁護士は依頼してほしいので、これは弁護士にもよります)
離婚調停で強制執行ができるのか?できるなら、どうすればいいのか?
など、聞きたいことが全部、遠慮なく聞きましょう。
無料相談する弁護士は、一人でなくてもOKです。
弁護士との相性もありますし、たくさんの弁護士に相談しましょう。
離婚調停に必要な書類を準備
まずは、離婚調停に必要な書類を手に入れる必要があります。
離婚調停に必要な書類は、家庭裁判所に行けば、申立書などの書類一式をもらうことが出来ます。この書類(私は封筒に書類一式が入っていました)の中には、離婚調停申立書やそのほかに必要な書類のことも記載されているので、家庭裁判所にもらいに行く方がわかりやすいと思います。
でも、家庭裁判所が遠い場合などは、ネット(裁判所のHP)で申立書などの書類をダウンロードして手に入れることもできます。
離婚調停手続きの流れなどは、裁判所HPに記載されているので、こちらも参考になります。
離婚調停に必要な書類
申立書(裁判所のHPでダウンロード可)
事情説明書(未成年の子供がいる場合に必要)
連絡先などの届出書(平日の連絡先等)
進行連絡メモ(調停を行うにあたって参考にするためのもの)
非開示の希望に関する届出書(DV等で夫に連絡先を知られたくない場合)
夫婦の戸籍謄本(全部事項証明書)(3カ月以内に発行されたもの)
年金分割のための情報通知書(年金分割を求める場合のみ)
離婚調停にかかる費用
一人で離婚調停を行った場合の費用ですが、2千円もあれば足りるくらい、とても少なくてすみます。
裁判所へ払う手続き費用
収入印紙代 1200円分
連絡用の郵便切手代 数百円くらい
後は、家庭裁判所へ出向く時の交通費くらいで、弁護士費用もいらないから、とても少なくてすみました。
年金分割手続きも忘れずに!
専業主婦とかで夫に扶養されていた人は、婚姻期間分を夫の年金分を分割することが出来るので、年金分割の手続きも忘れずにしておきましょう。
離婚調停する際に年金分割の書類も必要になりますので、事前に年金事務所で年金分割の手続きをする必要があります。
年金事務所での年金分割の手続きは、時間がかかることがありますので、離婚調停しようと思ったら早めに年金事務所で年金分割手続きをしておいた方がいいです。
年金事務所に行く際には、基礎年金番号が必要になりますので、年金番号がわかるもの、自分と夫の年金手帳または基礎年金番号通知書を持っていってください。夫の年金手帳は、職場に提出していて自宅にない場合もあります。私の時は、まだ「ねんきん定期便」に基礎年金番号が記載されていたので、それを持っていきました。もし、夫の年金番号がわからない場合は、年金事務所の方に相談してください。
また、免許証などの本人確認資料や夫婦であることがわかる戸籍謄本(原本)も必要です。
年金事務所で「離婚の際の年金分割手続き」というと手続きに関する資料などが貰えます。
年金事務所で年金分割の手続きをしたら、年金事務所から離婚調停の際に提出する「年金分割のための情報通知書」が送付されてきますので、それを離婚調停の際に家庭裁判所へ提出します。
ちなみに離婚調停で離婚が成立したら、必ず年金分割の請求をする必要があります。2年以内に請求しないと無効になってしまうかもしれないので、離婚調停で年金分割が成立したから、もう終わった!って安心しないようにしてくださいね。
事情説明書は詳しく!
事情説明書は、未成年の子供がいる場合に提出する書類です。家庭裁判所からもらった書類の中に「事情説明書」の書類もありますが、夫婦が不和となったいきさつなどの欄は、記入欄は小さくて詳しく書くことが出来ません。私の場合は、別紙参照と記載し、詳しく書くために自分で別の用紙に内容を書きました。
この事情説明書の内容によっては調停員の心象が大きく変わることがありますので、詳しく書いた方がいいです。私の場合は、事情説明書を提出することで、とても調停員に心象が大きく変わりました。実際に私が提出した事情説明書はこちらをみてください。
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離婚時の事情説明書の書き方。私が実際に提出したものを公開
私の波乱万丈な人生を書いています。 離婚調停の際に事情説明書って書き方がわからないって悩んだりしていませんか? 今回は、実際に私が離婚調停の際に提出した事情説明書を載せます。 今までもブログに書いてき ...
事情説明書以外にも、これまでの夫婦関係の経緯なども詳しく書く必要があります。私は、具体的に夫婦になった出会いから離婚に至るまでの状況や夫や妻の年収や資産状況なども詳しく書いて提出しました。
養育費や慰謝料
離婚調停する際には、養育費や慰謝料の金額も事前に決めておく必要があります。
養育費も慰謝料もできるだけ多くもらいたいとは、思いますが、あまりにも高額な金額を請求しても通りません。養育費については、金額の指標となる算定表があるので、その金額を参考にしてみてください。
養育費や慰謝料の金額については、弁護士の無料相談で聞くこともできますし、ネットで調べることもできます。
養育費の算定表は、裁判所のHPの養育費・婚姻費用算定表を参考にすることもできますし、弁護士事務所のHPなどにも算定表計算ツールみたいなものがあり、参考になります。
前に私が別ブログで書いた記事「養育費の相場は?いくらもらえるの?」も参考にしてみてくださいね。
夫婦の資産状況も必要
離婚の際には、預貯金や住宅(ローンも含む)などの資産も分割する必要があるため、夫婦の資産状況も必要になります。
私は、家計管理をすべて任されていたため、夫の年収や預貯金・保険、住宅・車等の資産(ローン含む)もわかっていました。
離婚調停の際には、自分自身だけでなく、夫の分も把握しておき、申告します。
ここでもし、家計管理をしていなくて、夫のことはわからない・・といったことがあるときは、弁護士の無料相談を活用して、相談しましょう。
離婚調停は一人でもできる!
離婚調停には、様々な提出資料が必要で、私も最初は何が何だかさっぱりわかりませんでした。
一人で離婚調停なんかできるのかな?と不安に思っていました。
でも、弁護士に頼むとものすごい高い金額を支払わなくてはいけません。
離婚後の生活もありますし、子供がいれば、より一層お金は必要です。
弁護士なし!でも、その気になれば、離婚調停は一人でもできますよ。
今は、ネットで様々なことを調べることができますし、弁護士の無料相談もフル活用してみてくださいね。