波乱万丈な人生を歩んできた私、離婚する前に娘を連れて実家に戻った時のことです。
母親なのに・・私は自分のことで精一杯で心に余裕がなくて、我が子のSOS!心の叫びに気づけなかった事があります。
今回は、同じような悩みを持つ親がいたら・・と思い、私の体験談をしたいと思います。
参考にしてもらえたら、嬉しいです。
心身ともに疲労困憊だった
あまりにも様々な出来事が起きて、心身ともに疲労困憊だった私。。
これから離婚して娘と生活するためには、働かなくてはいけないし、娘を保育園に預けないといけないし等々。。自分のことで頭がいっぱいでした。
娘との生活していくために必死でした。
前の保育園へ転園届とか全くわからなかった私。
保活にドタバタ!就活にドタバタ!必死です。
運よく保育園へ入園でき、派遣で就職先も決まり、ホッとしていたの束の間。
娘の保育園への送り迎えしながら、久しぶりのフルタイムの仕事を覚えるのに必死、毎日が怒涛のように過ぎていました。
そんな日々を過ごしていた私は、娘のことを考える余裕なんて、全くありませんでした。
我が子のSOS!心の叫びが身体に来る?
運よく保育園へ入園することができ、慣らし保育をして、仲良くしてくれるお友達もできました。
「娘は保育園に馴染んでくれたみたい。良かった・・」
って単純に私は思っていました。
がっ、ある日の朝、保育園につくと突然
娘が「おぇー!!!」
すごい嗚咽で吐き気?がひどいみたいでした。
熱もないし、朝ごはんもしっかり食べたのに・・
何で????
どこか食べたものが悪かったのか?
心配だったけど、仕事を始めたばかりの私、仕事を休めなかったこともあり、困り果てていました。
保育園の先生に事情を説明したら、「熱もなし、何かあれば連絡します」と預かってくれました。
心配しながらも、仕方なく仕事に行くとことにしました。
ところが、その日に保育園から連絡が来ることもなく、普通に迎えに行くと
「(娘の名前)ちゃん、元気に過ごしていましたよ~。まったく嗚咽もなかったですよ」
そ、そうですか。。良かった。
私は、今朝のあのヒドイ嗚咽は何だったん???
って思いながら、帰宅しました。
がっ、それから・・
ほぼ毎日のように保育園につくと
「おぇー!!!」涙がでるほどの嗚咽。
何なの?これは?
周りの園児の保護者も見ていて心配するくらいの嗚咽です。
さすがに心配になり、その日は保育園を休むことにしました。
(もちろん会社も休むことに。。)
ところが!!
娘は、保育園を休んだことを知った途端に嗚咽はなくなり
すっごく元気いっぱいになりました。
はぁ~???もしかして仮病????
まだ(当時)2歳の子が仮病なんてするの?
しかも、とても演技とは思えないくらいの嗚咽。。
演技やったら、大女優になれるわ!!
そんなぐらい、すごい嗚咽なんです。
仮病だとわかった私は、それ以来保育園へ連れていって嗚咽が出ても預けることにしました。
(もちろん保育園では一度も嗚咽は出ずに元気いっぱいです)
毎朝のように嗚咽がでる娘を預ける時に先生に言われました。
「精神的なもので嗚咽する子もいるんです。我慢しているのかもしれませんね。」
私は、その時にやっと気づいたんです。(遅すぎですが・・)
本来の娘は、私が手が焼くくらいの、やんちゃ娘です。
私が保育園に迎えに行くとダッシュで笑いながら逃走。
裸足で園庭を駆け回り、道路の真ん中を走って逃げたこともあります。
あまりにも奇行が過ぎるので、保育園で大丈夫なのか?心配して聞いたことがありますが、先生からは「娘の名前ちゃん?とってもいい子ですよ」と娘は保育園では優等生だったみたいです。
娘は、保育園でいい子ちゃんを演じ続け、優等生をするのが辛かったみたいです。
だから、保育園に行くときに嗚咽がでる。
だったら、行くの嫌だー!!って
駄々をこねて口で言ってくれたらいいのに
優等生なんかしなくていいのに・・
いつもの自分を出せばいいのに
・・・って思いましたが、それが言えなかったんですね。
娘は、SOS!を言葉では言えずに、すごく我慢していたんです。
言葉で伝えることが出来ずに、精神的苦痛を身体で表現してしまった結果が「おぇー!」の嗚咽だったんです。
子供は何もわからない
保育園の先生に言われ、やっと娘の気持ちに気づいた私。
考えてみれば、娘は何もわからないまま、住んでいた家を離れ、環境が一気に変わりました。
離婚するために私の実家に戻ったこと・・娘はまだ(当時)2歳で何もわかりません。
今までは、元夫の両親(おじいちゃん、おばあちゃん)がいて、新築の家、保育園も園児が少なく、仲良しだったお友達もいました。
それなのに、訳が分からないまま、急に引っ越しをして、たまにしか(年に数回)会ったことのない おばあちゃん(私の母)のところで住むようになり、新しい保育園に通うことなりました。
今までの保育園とは違って人数がとても多いです。
田舎の保育園だったので、娘と同じ年の園児は数名。全クラスでも数十名(2~30人くらいかも?)
実家近くの保育園は、同じ年の園児は二十数名、全クラス120名くらいです。
こんなたくさんの園児がいて、娘が戸惑うのは当然かもしれません。
娘は、引っ越ししてすぐの頃に一度だけ「おうちに帰りたい!」って泣いたことがありました。
私は、自分のことしか頭になくて、娘の気持ちに寄り添えていなったことをすごく反省しました。
「ごめんね。もう帰れないの。これからは、ここがおうちだよ」
とだけ伝え、何もわからないまま、娘は泣きながらションボリするだけでした。
親として子供の気持ちを考えよう
娘を育てていくこと・・・生活していくには、お金が必要。働かないと!私の頭の中は、娘のために!といいつつ、自分のことばかりしか考えていませんでした。
親として、子供の気持ちをもっと考えてなくてはいけなかった・・と反省しました。
今も仕事等に追われ、自分のことで精いっぱいな日々が続いていて、つい娘の気持ちを考えられなくなってしまうことが多々あります。
今はもう環境にも慣れて嗚咽をすることもなくなりましたが、子供は言葉で言えなくて・・ストレスが身体にでてしまうことがあるんですよね。
このことを忘れずに、子供の気持ちを考えるようにしなきゃって思います。
もしも、我が娘のように「もしかして、これって仮病?」って思うようなことがあれば、それは子供からのSOS!信号かもしれません。
何のSOSなのか。。。
子供の気持ちを考えてみてあげてくださいね。