私の波乱万丈な人生を書いています。
今回は、夫(もう離婚して、今は元夫です)が怪我をした後、脳梗塞で再び入院することになったことを書きます。
私の波乱万丈な経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
やっと退院
怪我して入院していた夫も無事に退院することができました。
のんきな性格の夫は、何事もなかったかのように元気になりました。顎を骨折したため、口を固定されていて食べれなかったので、食欲旺盛です(笑)
今まで以上にたくさん食べるようになり、夫は入院中は食べれなかったので、痩せていましたが、退院して、すぐに元の体重に戻りました。
やっと家族3人で穏やか?に過ごせるとホッとしました。
飲み込めない!脳梗塞の初期症状
やっと家族3人で普通に生活ができると思ったのも束の間、悲劇は突然にやってきました。
夜勤明けの夫が突然、食事どころか唾も飲み込めない!と言い出しました。
「えっ?!喉がおかしいんじゃない?耳鼻咽喉科へすぐに行ってきて!」
すぐに元夫を耳鼻咽喉科へいかせました。
なかなか病院から戻らない夫。
悪夢!再び脳梗塞で入院
なかなか病院から夫が戻らず心配していたところ、夫から連絡がありました。
「今、大学病院に来てる。これから検査して入院するから、入院準備して来て!」
「えっ!!また入院!?大学病院なんて遠すぎて、私の運転で子供をつれていけるか、不安。」
そう伝えると義姉さん(看護師さん)に連絡して、一緒に来てもらって!と言う。
何がなんだか訳がわからないまま、仕方なくお義姉さんに連絡、一緒に大学病院に行ってもらいました。
検査結果を義姉さんと共に聞きました。
結果は、脳梗塞。
頭が真っ白になりました。
脳梗塞は早めの処置が肝心!
脳梗塞なんて、夫は当時まだ40代です。もっと年齢が高い人や持病がある人がなるものだと思っていました。
これから娘(特別養子縁組の赤ちゃん)を迎え入れて、家族で幸せに暮らそうと思っていたのに。。。どうなるんだろう?
脳梗塞といえば、後遺症が残ることが多く、半身不随になることも多いです。
夫が半身不随になったら、どうやって支えて生きていけるだろうか。不安でいっぱいでした。
幸い夫は、初期症状が飲み込めないというわかりやすい症状で、しかも耳鼻咽喉科の先生がすぐに脳梗塞を疑い、大きな病院を紹介しれたおかげで、脳梗塞を発症してから24時間以内に処置することができました。
先生の説明を聞いたところ、脳梗塞は早めの処置が肝心で、今回は早めに処置できて薬が効いたため、重い後遺症は、あまりでないだろうとのことでした。
ただ、絶対に後遺症がでないという保障もなく、夫の回復を待つしかありませんでした。
脳梗塞の原因は?顎をうった怪我のせい!?
何で夫がこんなことに・・・たった1カ月前に顎を骨折して、入院して快復したばかりなのに・・。
持病も何もない、夫が脳梗塞になんて・・信じられない。先生に脳梗塞の原因を聞きました。
すると・・「はっきりした原因はわかりませんが、顎をうったことで、血管が傷つき、血栓ができたかもしれません。その血栓が脳にいき、脳梗塞を起こすこともあります」「血栓ができて、1カ月くらいで脳に到達し、脳梗塞になったかもしれません」
1カ月後・・ちょうど夫が顎をうって骨折した時期に当てはまります。顎の骨折で・・・まさか脳梗塞になるなんて、そんなことがあるなんて・・衝撃でした。
大学病院では、赤ちゃんの面会は完全拒否
治療中、夫に面会することができ、話をすることもできました。夫は、自分に起きた重大性をあまり理解していないようでした。このまま夫の介護が必要になるなら、養子縁組予定の赤ちゃんは育てることが難しい、諦めないといけないかも・・と夫に相談しましたが、「何が?」っと全くのん気な性格です。
前回の入院の時も赤ちゃんを連れての面会は、原則ダメです。でも、赤ちゃんを預けられないし、今回の大学病院では完全に拒否され、夫の病室に入ることが出来ませんでした。
幸い、義姉さんと一緒に病院に駆けつけていたので、義姉さんに赤ちゃん(大泣きでしたが・・)を抱いていてもらって、少しだけ夫と面会することができました。
でも、次からの面会は、赤ちゃんを中に入れられないし・・大学病院は高速を使って1時間近くかかるところです。前みたいに夫のために病院通いをすることができません。そこで、隣に住む夫の両親も一緒に病院にいき、赤ちゃんは車で待機、交代でみることにしました。
そんなときでも、夫はのん気。
「あれ、食べたいから買ってきて~!とか、あれがないから、準備して~!」とか要求しまくりです。大量に病院内にあるコンビニで買いこんで、何回も持っていきました。
今回も病気で入院しているし、回復してほしい、そんな思いで必死でした。
大学病院では、リハビリ入院はできない?
夫は、徐々に回復していきました。ただ、初期症状にあらわれた「飲み込めない」というのが完全に治らないかもしれないことや、手や足にも後遺症がでてくる可能性があるということでした。
大学病院は、病気の治療はするが、リハビリだけの入院はできないようでした。リハビリ専門の病院を紹介され、転院するように勧められ、戸惑いました。
リハビリ専門の病院も遠く、せっかく大学病院へ車で行くのも慣れてきたところだったのに・・また遠い病院へ転院しなくてはならないのか・・でも、夫の回復が一番です。
とりあえず、紹介された病院へ義両親と赤ちゃんとともに見学に行きました。リハビリ施設なども紹介してもらいましたが、大学病院ほど施設はととっていなし、正直あまりいい印象はありませんでした。
しかも、夫の後遺症が最悪の場合、どのようなものになるかも説明され、気分は落ち込みまくりでした。夫は、後遺症でうまく飲み込めないから、誤飲する可能性があり、常に危険と隣り合わせになる可能性があり、回復する可能性は不明とのことでした。
そんな心配をして、不安だらけでしたが、夫ののん気な性格がよかったのか・・幸い、喉への後遺症はなく、手や足に少し痺れがあるくらいで、日常生活には支障がないレベルでした。
脳梗塞の初期症状は、見逃さずにすぐに病院へ!
夫は、幸い後遺症も軽く、日常生活にほとんど支障がでない程度ですみましたが、夫のように怪我が原因で脳梗塞を引き起こすこともあることを知りました。
まさか、「食べ物が飲み込めない!」ってことが脳梗塞の初期症状だとは、思いもよらなかったです。
私も、まさか耳鼻咽喉科へ行った夫が、大学病院に脳梗塞で入院するなんて思いもしませんでした。
脳梗塞の初期症状は、様々です。異変に気づいたら、こんなことぐらいで・・ではなく、すぐに病院へ行くべきです。